

お客様の声
| ゲスト | 株式会社創和工販 専務取締役 久保 洋平 氏 住所:栃木県足利市問屋町1177-7 |
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| 聞き手 | ビルトマテリアル株式会社 北埼玉支店 工藤 祐輔 |

本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。北関東を中心に、巨大な物流倉庫や店舗の屋根を手がける御社の姿は、まさに地域を代表する「非住宅板金工事店」としての風格を感じます。
ありがとうございます。我々は板金屋ですから、やはり現場での仕上がりこそが全てだと思っています。ただ、野丁場の現場は、町場の現場とはスケールも管理の難易度も全く別物です。そこで我々が力を入れているのが、現場を動かす「施工管理責任者」の育成です。
御社には地元の社会人野球チーム「オール足利クラブ」のOBや現役選手が多く在籍されていますが、彼らが現場のリーダーとして活躍されている構図ですね。
その通りです。高度な技術を持つ板金職人さんたちが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、野球で鍛えられた統率力を持つ「施工管理責任者」が現場をコントロールする。この両輪が噛み合うことで、数万平米という広大な屋根施工を、一糸乱れぬ精度で完結させることができるんです。
「板金施工」と「野球」。一見異なる世界ですが、管理責任者という立場においては非常に親和性が高いと。
野球は、状況を瞬時に判断し、自分の役割を果たすだけでなく、周囲との連携が不可欠なスポーツです。これは大型現場の「工程管理」や「安全管理」そのものなんですよ。
確かに、野丁場では元請け様との調整や、後続工種への配慮など、俯瞰的な視点が求められます。
そうなんです。野球やその他の競技経験者の管理責任者たちは、常に「次の一手」を読んで動きます。「材料搬入をいつ行うか」「天候を読み、どこまで施工範囲を広げるか」。こうした判断力が、現場の生産性を大きく左右します。そして何より大きな声で「挨拶」と「すみません」が言える。職人を束ね、鼓舞し、現場をスムーズに流す。その野球で培った礼儀正しさとリーダーシップこそが、弊社の強みと言えるでしょう。


専務は中学野球の指導もされていますが、その指導哲学は社内の「管理責任者」の教育にも色濃く反映されていますね。
私が最も大切にしているのは、技術や工法を教える前に、まず「相手の耳を開かせ、心を開かせること」。これを私は「鼓膜を開く」と言っています。指導者の言葉が相手の心に届く土壌をまず作るんです。
現場の最前線で職人やゼネコンと対峙する管理責任者には、不可欠な「対人力」ですね。
そして、あえて答えを教えすぎないことも重要です。今の若い世代は優秀ですが、教えすぎると現場での「不測の事態への対応力」が育たない。私は「答え」ではなく、「図面や状況からリスクを予見し、自ら解決策を導き出すための思考プロセス」を教えます。自分で考え、現場を掌握する。そうでなければ、厳しい野丁場の現場を預かることはできません。

我々ビルトマテリアル(BMC)も、その高い管理意識に応えるべく伴走させていただいています。野丁場における弊社の供給体制についてはどうご覧になっていますか。
非住宅物件にとって納期管理は生命線です。特に野丁場で多用される「厚物(0.5〜1.0ミリ)」の在庫バリエーションが豊富なBMCさんの機動力には、いつも助けられています。突発的な役物加工や、設計変更にも即座に対応してくれますから。
管理責任者様が最も懸念される「工程の停滞」を未然に防ぐことが、我々流通の役割だと考えています。
さらに心強いのは、SGL生地の1.0mm厚を常時在庫している点です。本来、生産ロットが限られ納期がかかるこの厚みを、BMCさんは在庫を切らさない。大型物件を扱うゼネコンさんの案件などで、役物の下地として1.0mmが標準化されている事が多く、この安定供給は極めて重要です。我々の発注が遅れてしまった際も、事前に共有している情報から在庫を確保してくれている。私は管理責任者たちに、「BMCの供給・段取りは当たり前のことではないぞ!」と常に言い聞かせています。
実際の「製品精度」については、プロの目から見ていかがでしょうか。
BMCさんの製品は、工場成型・現場成型ともに精度が非常に高い。嵌合の良さや仕上がりの美しさは、現場での「手戻り」をゼロにし、職人の工数を削減します。これまで大きなトラブルがないという実績は、品質管理の面で絶大な信頼を置いています。


施工以外の「ソフト面」での連携についても、非常に深く踏み込ませていただいています。
ここが、私がBMCさんをパートナーとして選ぶ決定打です。大型現場で元請け様から要求される「風圧計算」「強度計算」「耐荷重」といった専門的な技術資料。これらをBMCさんは、専門チームが物件ごとに迅速に作成してくれます。
管理責任者の皆様が、現場の指揮に100%集中できるようにバックアップさせていただいています。
各種認定書類の収集や、ゼネコンへの質疑応答の文書対応まで完璧にサポートしてくれる。これは単なる資材販売ではなく、我々の「工務・設計部門」の外部ブレーンとしての機能です。この「ソフトの機動力」があるからこそ、我々は自信を持って大型案件に挑めるんです。
専務が考える「リーダーとしての企業姿勢」について、改めて伺わせてください。
私は常に社員に言っています。「迷った時は、楽な道ではなく、厳しい方の選択肢を選べ」と。大規模プロジェクトを回しながらも、長期に渡りお世話になっているお客様のご依頼とあれば、数万円の補修工事や雨漏り修理の相談などでも真っ先に駆け付ける。効率を優先して断るのは簡単ですが、それでは板金屋としてのプライドも、地域からの信頼も守れません。
その積み重ねが、創和工販という組織の揺るぎないブランドになっているのですね。
「人間力とは、最後は責任感と根性だ」と考えています。今風に言えば「責任感と忍耐力」とも言えます。トラブルから逃げず、泥にまみれて解決する先輩たちの背中を見て、私はそれを学びました。その泥臭い誠実さを、当社の「施工管理責任者」たちにも、魂として継承していきたいんです。また彼らはそれが出来ると考えています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。
我々の培った板金技術と管理能力、そしてBMCさんの供給・技術力・ソフトサービスを融合させ、次世代に確固たる基盤を渡したい。現場では常に「常識を疑え」と教えています。「これまでのやり方」に安住せず、より安全で高精度な施工を追求し続ける。その探究心こそが、建設業界をより魅力ある場所へ変えていくと信じています。
創和工販様の「必勝パターン」がさらに進化するよう、我々も全力で並走させていただきます。
頼みますよ。共に汗をかき、逃げずに挑み続ける。その先に、社員も、家族も、地域も笑顔になれる「豊かな人生」があると確信しています。
栃木県足利市に根を張り、全国規模の野丁場折板屋根工事を支える株式会社創和工販。久保専務のお話を伺い、同社が「大型非住宅施工店」として圧倒的な地位を築いている理由が分かりました。
それは、板金職人の「技」を最大限に引き出す、野球で鍛えられた「施工管理責任者」たちの卓越した統率力があるからです。
現場の最前線で目を光らせる彼らに対し、私たちビルトマテリアルは「鋼板の在庫確保」や「ソフトサービス」で支え続ける。この「現場の実行力」と「BMCのバックアップ」のハイブリッドこそが、建設業界における一つの理想形であると再確認しました。これからも互いの専門性を尊重し合い、新たな高みを目指すパートナーであり続けたいと思います。
(取材・構成:ビルトマテリアル株式会社 成長戦略室)
施工事例写真
商品:H160-230 / インシュレーション工法 / 角馳Ⅱ型
場所:神奈川県
タイプ:非住宅









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