

お客様の声
エピソード5
| ゲスト | 株式会社 城西ホームテック 代表取締役社長 西山 健一 氏 Web:https://www.yane-aichi.com/ 住所:愛知県一宮市富士2-14-4 |
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| 聞き手 | ビルトマテリアル株式会社 三河外装営業所 正木 隆統 |
愛知県一宮市に拠点を置く株式会社城西ホームテック。「お客様にとって安心・安全で豊かな暮らしを実現する」を理念に掲げる同社は、単なる屋根工事店の枠には収まりません。
屋根・外壁工事を核としながら、太陽光発電システムの設置、不動産、さらにはブライダル事業や家電販売(エディオンESC)まで展開するその姿は、まさに「住まいのコンシェルジュ」。 しかし、その根底にあるのは、代表の西山社長が19歳から叩き上げてきた「瓦職人」としての確かな技術と、「手抜き工事を一切許さない」という誠実な施工哲学です。
なぜ、多角化経営を進める同社が、数ある屋根材の中でビルトマテリアル(BMC)の「GMルーフ」を選び続けるのか? そして、太陽光事業で圧倒的な強みを発揮する「キャッチ工法」との相性とは? 西山社長と、BMC三河外装営業所の正木が、職人不足や環境変化といった業界の課題を乗り越え、共に成長するための戦略を語り合いました。

本日はお時間をいただきありがとうございます。御社は屋根工事だけでなく、不動産やブライダルまで幅広く展開されていますが、西山社長のキャリアのスタートは「職人」だったと伺っています。
そうです。私は19歳の時、父が営んでいた不動産業とは全く畑違いの「瓦職人」としてこの世界に入りました。当時、建築業の中で自分に最も知識がなかったのが屋根でした。だからこそ、一から挑戦してみようと思ったのがきっかけです。
現場を知り尽くしているからこそ、経営者になった今も譲れない「こだわり」があるのではないでしょうか。
私たちが何より大切にしているのは、「手抜きをしない」という誠実さです。 屋根は、普段お客様の目に見えない場所です。だからこそ、見えない下地処理や雨仕舞いをどれだけ丁寧に行うかが、10年後、20年後の「安心」に直結します。目先の利益のために工程を省けば、必ず将来のクレームや雨漏りに繋がる。逆に、誠実な仕事を積み重ねれば、それが最大の信頼となり、お客様が戻ってきてくれると信じています。
その信頼が、現在の多角的な事業展開にも繋がっているのですね。
ええ。屋根や太陽光パネルの工事で信頼をいただき、そこから派生して不動産の相談を受けたり、結婚相談のコンサルタントを通じて成婚された方の新居をお世話したりと、お客様の人生の節目に寄り添う「住まいのコンシェルジュ」としての循環が生まれています。 技術力のある会社は他にもありますが、「屋根+太陽光」を軸に、ここまでトータルで生活をサポートできる点は、他社にはない我々の強みだと自負しています。

御社には、BMCの主力製品である「GMルーフ」を継続してご採用いただいています。機能性やデザインなど様々な要素がある中で、採用の決め手となったのは何だったのでしょうか?
経営的な視点で一番大きいのは、「スピード」と「在庫リスクの低減」です。 GMルーフは、6尺(約1820mm)や12尺といった「定尺物」で流通していますよね。これが我々にとって非常にありがたい。
といいますと?
多くの金属屋根材は、現場ごとに寸法を測ってオーダーメイドで発注する必要があります。これだと、採寸の手間がかかる上に、納期までの待ち時間が発生してしまいます。 しかし、GMルーフなら定尺の在庫を持っておけば、現場が決まったその日に着工できる。採寸なしで注文し、すぐに施工に入れるこのスピード感は、お客様をお待たせしないためにも、現場の回転率を上げるためにも、非常に大きなメリットです。
なるほど。我々がこだわっている「即納体制」が、御社の現場力に貢献できていると聞いて安心しました。
もう一つ、これは太陽光事業との兼ね合いですが、「キャッチ工法」との相性が抜群に良いことも挙げられます。 屋根に穴を開けずに太陽光パネルを設置できる金具(キャッチ金具)と、GMルーフのハゼ(接合部)形状が非常にマッチしている。屋根の防水性を損なわずにパネルを載せられるので、自信を持ってお客様に提案できます。
実際に現場でGMルーフを施工されている職人さんたちからの評判はいかがでしょうか?
非常に好評ですよ。特に「荷揚げ」と「ゴミ処理」の面で喜ばれています。 長尺の屋根材はクレーンが必要な場合も多いですが、GMルーフの6尺タイプなら、職人が手で荷上げすることができます。重機が入れない狭小地の現場でもスムーズに搬入できるので、作業効率が格段に上がります。
施工時の廃材についてはいかがですか?
そこも重要なポイントです。GMルーフには裏打ち材(断熱材等)が貼られていないタイプもあるため、現場でカットした時にゴミが出にくい。 断熱材付きの材料だと、切断時の粉塵や端材の処分に手間がかかりますが、GMルーフはそのストレスがありません。6尺定尺なのでロス(切り落とし)も少なく、お客様に対しても「材料を無駄にせず、エコに施工しています」と胸を張って言えます。
また多角形の屋根などのリフォームがあった際、ロスを抑える事ができ、そして、お客様への工事単価も抑えることが出来る為、喜んで頂ける。
雨仕舞いなどの機能面についてはいかがでしょうか?
BMCさん独自のウォーターガード構造は素晴らしいですね。 通常の屋根材よりも横ジョイント部の雨水の浸入に対する安心感が高い。最近は異常気象によって降る雨の量が増えていますがこういった他の商品にはない細かい工夫をお客様に説明すると喜んで頂けます。
先ほど言った「見えない所の安心」を追求する我々にとって、この機能的な裏付けは非常に心強いです。 また、仕上がりの美観も良い。ジョイント(継ぎ目)が目立たず、スマートに仕上がるので、意匠性を気にするお客様にも自信を持っておすすめできます。アヤメ折やアヤメ無形状によって和風、洋風どちらの住宅にも美観を損なわずに対応できるので幅広いリフォームの現場に対応できると思います。

最後に、城西ホームテック様の今後のビジョンと、BMCへの期待をお聞かせください。
業界全体の問題ですが、近年の夏の暑さは尋常ではありません。屋根の上は過酷な環境となり、熱中症のリスクも高まっています。また、現場写真の管理などDX化に伴う事務負担も増えている。 今後は、ITツールを活用して業務効率化を図りつつ、職人が安全に、長く働ける環境を整備していくことが経営者の使命だと考えています。
我々メーカーとしても、施工の手間を減らす製品開発で貢献したいと考えています。製品面以外で、弊社に期待されることはありますか?
ずばり、「ロジスティックス」と「環境対策」です。 現場への直接配送サービスをさらに拡充してほしい。職人が資材置き場に取りに行く時間を減らせれば、その分早く帰宅したり、体を休めたりできます。
そしてもう一つ、強く要望したいのが「リサイクル体制」の構築です。 これから太陽光パネルや金属屋根の廃棄問題はますます深刻化します。産廃の分別も厳しくなる中で、メーカーであるBMCさんが主導して、古くなった屋根材やパネルを回収・リサイクルする仕組み(RE100対応など)を作ってほしい。
非常に重要なご指摘です。SDGsの観点からも、廃材を資源として循環させる仕組みは急務だと認識しています。
屋根は建物を守る最重要部位であり、鉄はリサイクル可能なエコな素材です。 BMCさんには、単にモノを売るだけでなく、環境課題や職人の働き方改革までを一緒に解決してくれるパートナーであってほしい。そうした取り組みが進めば、我々もより一層、BMC製品をお客様に推奨しやすくなります。
熱いご提言、ありがとうございます。物流の改善、そしてリサイクルという大きな課題に対し、御社と連携しながら業界をリードする解決策を模索していきます。本日は貴重なお話をありがとうございました。

「技術力があるのは当たり前。その上で、どうお客様の人生に貢献するか」。 西山社長の言葉からは、屋根工事店という枠組みを超えた、地域に根差すサービス業としての矜持を感じました。
特に印象的だったのは、BMCの「GMルーフ」が選ばれる理由が、単なるスペックだけでなく、「在庫による即納性」「太陽光パネルとの親和性(キャッチ工法)」、そして「廃材の少なさ(エコ)」といった、経営や社会課題に直結するポイントにあったことです。 6尺定尺が生む現場のスピード感と、キャッチ工法対応による付加価値。これらは、多くの施工店様が抱える「工期短縮」と「差別化」という課題を解決するヒントになるはずです。
城西ホームテック様が目指す「環境に優しく、職人も守れる現場」を実現するため、私たちBMCも物流改革やリサイクル体制の構築という新たな挑戦を続けてまいります。
(取材・構成:ビルトマテリアル株式会社 成長戦略室)
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